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紫外線による肌老化

紫外線による肌老化

紫外線による肌老化

夏に入りました。毎日40度前後の日々が続いています。こうなるともう気になるのが『紫外線ダメージ!』ですね。日焼け・しみ・しわの原因です。このような光による肌への悪い影響を光老化といいます。

紫外線B波と皮膚がん

紫外線のB波は中波長でシミ、皮膚がんの発生にも関与しています。
ハリウッドスターであるヒュージャックマンは皮膚がんが再発し計6回ほど治療を行っています。
その彼が、自身の体験から日焼け止めの使用を訴えて話題になりました。
では、日焼け止めですがこのB派を防ぐ効果をSPF(Sun Protection Factor)です。

日焼け止めの効果を期待する使用量

女性は特に通年で化粧下地にこのSPF効果のクリームを使用している人が多いと思います。
夏にはいつもの量よりかなり多いなと思う使用量で肌を保護するのがコツです。実はSPFが単に高い低いで選択するのではなく、適切な量というのがあります。1平方センチメートル当たり2㎎とされますが、多くの人は使用感が悪い、ファンデーションのノリが良くないなどもっと使用量が少ないはずです。使用量を抑えたい人はとにかく高めのSPFを選択するようにしてください。

日焼け止めの海洋生物への問題

また、近年では日焼け止めが海洋生物に悪影響を及ぼしサンゴ礁の白化など生態系全体に深刻な影響をおよぼすと言われています。本当か否かは不明ですが年間で14000トンの日焼け止めが海に流れているという報告もあるようです。海外ではパラオから始まりハワイなどで有害指定化学物質の入った日焼け止めの販売、流通を禁じるところが出てきました。その国々によって有害指定化学物質が違うため注意が必要ですし、環境保護へ協力をする私たちの働きが求められます。
とくにサンゴは海域の波の力を弱くしたり、プランクトンを捕食したり、海水のCO2濃度のバランスを整えたり、魚たちの住処になったりと海の守り神のような役割をしています。私たちの無知識や無関心の行動が許される場所ではないですね。
最近では、国内でもガイドさんが日焼け止めを塗って海に入ることに注意をしている場面を見たことがあります。では、すべての日焼け止めがNGなのかですがそうではありません。天然成分である酸化亜鉛・酸化チタンの日焼け止めは問題ではなく、日焼け止めの使用を禁止している海外でも使用可能です。

紫外線A派としわ

次に、紫外線のA波についてですが、このA派がしわを作ります。波長が長めで肌の構造で真皮というところに到達するので肌のコラーゲンやエラスチンを壊してしまいます。これに対する紫外線吸収剤のPAです。+でよく表記されているものです。

日焼け止めは朝にしっかり塗ったとしても2~3時間に塗りなおすことが必須ということは近頃ではみなさんご存知のことかと思います。ですが効果を発揮するまでの時間はどれぐらいかを考えて日焼け止めを塗っていますか??外に出る直前にスプレーで。時間が経ったから追加で塗りなおし・・・では弱いようです。商品によって異なるものの15分前というのが目安のようです。

適度な紫外線のいい効果

ただし紫外線は悪影響を及ぼすばかりでもありません。何より過度な紫外線が免疫力の低下・皮膚の病気など健康被害にもつながるのだということです。そもそも紫外線はカルシウムの吸収を促進して骨の形成を助け、さらには筋力を高める効果をもつビタミンDへの働きもあり、我々の体にとって大事な役割を果たしてもくれています。

ナースが実践している日焼け対策術

日焼け止めはいいけど有害指定化学物質が入っていて気になる、厚めに塗ると肌への影響も心配。そうなると夏は日傘に長袖しかない!ということではありません。いろいろな対策をご自身にあった方法で取り入れるといいと思います。

私たち看護師が提案する一つは高濃度ビタミンC点滴です。
ただのビタミンC点滴とは異なり高濃度というのが重要です。またせっかく体に取り入れるのではあればマイラン社さんの高濃度ビタミンCが防腐剤や添加物フリーで信頼がおける製剤だと思います。

次に37度入浴です。37度程度の温度のお風呂に入ることで体内の血流が良くなり肌の新陳代謝を促してくれる作用があります。もちろん、赤みが強い、皮がめくれているなどの場合には一時的に冷やす、清潔を心がけるためシャワーにすることが望まれます。

次にとっておきなのが体内のグルタチオン生成を促すです。グルタチオンが肝臓でどのようないい働きをしてくれているかは前回の記事でも説明しました。そこでも美肌にはグルタチオン生成をと書いていますが、グルタチオンは、シミの原因となる過剰なメラニンの生成を抑える働きがあるので美白・肌つや・肌質にとてもいい物質なのです。

BodyVoice看護師

BodyVoice看護師からのコメント

グルタチオンに関するおすすめ記事です。
記事タイトル
楽しく・おいしいアルコールを飲み続けたい!そのために知っておきたい「沈黙の臓器?と言われる肝臓の働き」

  

グルタチオンが豊富な食べ物

ただこのグルタチオンも、私たちを取り巻く環境や加齢などで、20歳をピークに減少していきます。
そこで、お肌や身体から必要とされているグルタチオンが多く含まれている食材をご紹介していきたいと思います。

・野菜の中でも含有量が多いのが緑黄色野菜
 トマト、ブロッコリー、ほうれん草、パセリ、かぼちゃ、枝豆、ナス など

・他の食べ物
 レバー、肉類、キウイフルーツ、アボカド、きのこ類、きゅうり、小麦胚芽        

わたしもあるドクターに野菜の中で優れたアンチエイジング食材は?と聞いた時にトマトという回答をもらったことがあります。トマトのうまみ成分であるグルタミン酸がなんとタチオンと関係しているとは気づきませんでした。
特に夏はこれらの食材を取り入れて体内からきれいな肌つや対策をしていきましょう。