CBDは睡眠障害への期待大!日本人の5人に1人が不眠症って知ってた?
大麻成分「CBD(カンナビジオール)」は、様々な体に良い効果があると期待されています。そのなかでも特に睡眠障害・不眠症に対する期待値は高く、効果を実感している使用者も少なくありません。
そこで今回は、睡眠障害・不眠症の基礎知識とそれに対するCBDの研究結果などについて解説します。
目次
国民病クラスの「睡眠障害・不眠症」
睡眠障害・不眠症の概要と現在の主な治療法について解説します。睡眠障害と不眠症が混同されてしまうこともよくあるので、ぜひこの機会にそれぞれの違いを明確にしておきましょう。
睡眠障害には色々な種類がある
睡眠障害とは、毎日の睡眠に何かしら問題を抱えている状態のことをいいます。睡眠障害の種類は「睡眠障害国際分類」などで分類されており、数多くの種類があります。いずれの症状でも睡眠障害によって十分に眠れない状態だと、心身の健康に悪影響を及ぼして生活習慣病のリスクが高まる恐れがあります。
■睡眠障害の種類(例)
・不眠症
・過眠症
・睡眠呼吸障害
・概日リズム睡眠障害
・ナルコレプシー
国民の5人に1人が不眠症
不眠症は睡眠障害の代表的な症状の1つです。具体的には、なんらかの原因によって寝付きが悪くなる「入眠障害」、途中で何度も目が覚める「中途覚醒」、朝早くに目が覚めてしまう「早朝覚醒」、睡眠時間に対して休養感が得られない「熟眠障害」のいずれか、もしくは複数の症状が1カ月以上続く病気です。
睡眠は体力回復、記憶の定着などの役割があるため、不眠症になってしまうと倦怠感、物事に対する意欲や集中力の低下、食欲不振、頭痛、抑うつなど数多くの体の不調につながってしまいます。また、加齢とともに不眠症が増加します。
日本人の5人に1人が不眠症とされており、特に60歳以上の約3人に1人が不眠症に悩んでいることも明らかになっています。まさに不眠症は「日本の国民病」と言っても過言ではないでしょう。
不眠症のほとんどは、原因となる病気や生活環境に起因しており、それぞれによって対処法も異なります。なかには専門の検査や診断が必要なケースもあるので、不眠症の症状がある人は早めに医療機関を受診することをおすすめします。
■不眠症の原因(例)
・ストレス
・体の病気
・心の病気
・刺激物の摂取
・薬の副作用
・生活リズムの乱れ
・睡眠環境
■専門施設における治療が必要なケース(例)
・睡眠時無呼吸症候群
・レストレスレッグス症候群
・周期性四肢運動障害
・うつ病
※出典:厚生労働省「不眠症(e-ヘルスネット)」
これまでの睡眠障害・不眠症の治療とは?
不眠症の起因となる病気がある場合、その病気の治療を行う必要があります。加えて、不眠症の治療で特に重視されているのが、生活習慣と睡眠障害を整えることです。その方法は多種多様であり、自身の環境に適した改善を図ることが大切です。
■不眠症の対処法
- 室内の照明や温度・湿度の調節
就寝時の照明は明るすぎるのはもちろん、真っ暗でも不安が高まり寝付きにくくなるケースがあるので間接照明などを利用して程よい明るさを模索してみましょう。 - 騒音対策(耳栓の活用、静かで単調な音楽を聴くなど)
耳栓や防音サッシを活用して静かな環境をつくりましょう。 - 寝具の調整(枕の高さや布団の固さを変えるなど)
枕の高さや布団の固さを変えましょう。 - カフェイン飲料を控える(就寝前4時間は摂取を控える)
眠りにつく4時間以内のコーヒーやお茶の摂取は控えましょう。 - 起床時間を一定にする(生活のリズムを整える)
眠る時間よりも起きる時間を優先して一定にしましょう。 - 起床後に日光を浴びる(体内時計をリセットし、正しい時間を刻むことができる)
日光を浴びることで日中の眠気の解消とその夜の快眠に役立ちます。 - 適度な運動をする(有酸素運動がおすすめ)
適度な疲労感が睡眠の助けになります。 - 眠れないことを気にしすぎない
心配のしすぎはかえって眠れなくなる原因になります。「眠くなったら寝ればいい」くらいの気軽な考えを持つことも大事です。
これらの改善と並行して、睡眠薬を服用することで安眠を図るケースも少なくありません。睡眠薬は即効性があり、抗不安薬にも使われる「ベンゾジアゼピン系睡眠薬」 と深く眠りやすく依存性や副作用が少ない「非ベンゾジアゼピン系睡眠薬」に大別されます。一般的には依存性耐性が比較的少ない非ベンゾジアゼピン系睡眠薬から服用を始めることが多いです。
『ベンゾジアゼピン系睡眠薬』:脳内のベンゾジアゼピン受容体という催眠・鎮静・抗不安などに関わる部位に作用し、脳の活動(興奮)を抑えることで眠りやすくし、睡眠障害などを改善する薬
『非ベンゾジアゼピン系睡眠薬』:ベンゾジアゼピン系睡眠薬と作用は同様であるが、成分が異なる。ベンゾジアゼピン系睡眠薬と比べ、ふらつきや、転倒のリスクが少ないとされている。
■ベンゾジアゼピン系睡眠薬
・マイスリー
・アモバン
・ルネスタ
・レンドルミン
■非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
・ベルソムラ
・ロゼレム
・トラゾドン
現在の不眠治療では薬物療法が多く用いられています。睡眠薬の改良も進み、かつてのような強い副作用や依存性は軽減されています。ただし、長期的な服用については勧められていないうえ、市販の睡眠薬は不眠症の治療効果が確かめられていないため、長期使用に用いてはいけないとされています。
※出典:公益財団法人「健康長寿ネット」
CBDの効果で期待される症状の2位が「睡眠障害・不眠症」
大麻成分のCBDは睡眠障害・不眠症に有効と考える人が多く、カルフォルニア州のがん治療センターが行った調査によるとCBDを飲んでいる人の約43%が「不眠を軽減するため」と答えています。また、カリフォルニア州のジャミ―・コルーン博士が行った医療大麻の販売者を対象にしたアンケート調査では、CBDがよく効く症状の2位が「睡眠障害」でした。
また、2014年にサンパウロ大学が発表した研究によると、パーキンソン病によるレム睡眠行動障害に対してCBDが有効である可能性も示されており、1981年の報告では160mgのCBDを摂取した場合、有効成分が入っていない偽薬(プラセボ)と比べると睡眠の改善が認められています。
このように小規模の試験ではCBDが睡眠を促す作用があることの可能性が報告されており、口コミでも睡眠障害に効果があるという声は多いです。その要因として考えられるのが、CBDが睡眠のバランスも含んだ全身の体調を整える機能「エンドカンナビノイド・システム」の働きに作用することが挙げられます。
エンドカンナビノイド・システムは、動作や反応、食欲、睡眠、不安コントロールなどのバランスを保つ役割を担っており、ストレスや老化によって働きが弱まると不眠を含むさまざまな疾患につながると考えられています。CBDは脳にある受容体に直接作用するため、弱まったECSの機能を取り戻せるとされているのです。また、神経保護作用によるてんかんの症状の軽減などの実証実験も行われており、多くの成果を挙げている一方、大規模なCBD単体の研究は行われておらず、少量のCBDは逆に覚醒を促す作用があるともされています。
※関連記事:CBDの二相性作用とは?摂取量で覚醒・鎮静作用が変わる可能性も
CBD製品は、市販でも購入できるので、CBDオイルからはじめてみても良いかもしれません。もしも睡眠障害や不眠症に対する効果が立証されたら、不眠症で悩む方にとって大きなニュースとなるでしょう。今後のさらなる研究に期待しましょう。
CBDでリラックス効果を実感しよう!
CBDが直接的に睡眠を促す作用は、未だに確証はありません。ただ、CBD愛用者の声にもあるように、CBDにはリラックス効果などがあるとされているので、一度、使用してみて効果があるか自分の体で確かめてみるのも良いかもしれません。
BodyVoice看護師からのコメント
実際に、私たちBodyVoiceの看護師もCBDオイルを使用しています。
なんか、眠りが深くなって、朝の目覚めが良い気がします。
現在、国内で色々なCBD商品をご購入頂けます。
★参考記事:CBDの選び方
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