ストレスはすべての女性のお肌の天敵!代表的なトラブル例と「ビタミンC」の大切さ
仕事や家事、育児、恋愛などなど、毎日の生活でストレスを感じている女性はとても多いです。
過度なストレスは心と体にとって天敵です。また、どれだけ頑張ってスキンケアをしていても、ストレスが原因でお肌の調子が悪くなってしまうこともあります。
そこで今回は、肌とストレスの関係と対処法について紹介します。大切な栄養素「ビタミンC」についても解説するので、ぜひチェックしてみてください。
目次
肌にダメージ!?ストレスを感じる4つの原因
ストレスとは「心の緊張状態」のことです。
外部から刺激を受けたときにストレスが生じることが一般的で、その原因は大きく4つに分けられます。
・環境的要因:天候や騒音など
・身体的要因:病気や睡眠不足など
・心理的要因:悩みや不安、イライラなど
・社会的要因:仕事の忙しさや人間関係など
ストレスを溜め込んでしまうと、怒りっぽくなったり、眠れなくなったり、腹痛や頭痛が発生してしまったりするなどさまざまな体の不調につながる恐れがあります。
そして肌にとってもストレスは天敵なので、自分の体のストレスサインにできるだけ早く気付いて対処する必要があるでしょう。
※出典:国土交通省「ストレスってなに?」
ストレスがシミ・シワ・肌荒れにつながる理由とは!?
ストレスが肌荒れにつながる大きな理由の1つが「ターンオーバー」の乱れを引き起こすことです。
ターンオーバーとは、古い肌が新しい肌に生まれ変わる「新陳代謝」のことです。通常は約6週間のサイクルで、古い肌が角質として剥がれ落ち、新しい肌(細胞)に入れ替わります。
ストレスによってターンオーバーが乱れてしまうと、新しい肌と入れ替わるスピードが変わってしまい、結果的に「皮膚のキメの乱れ」や紫外線などから肌を守る「バリア機能」が弱まってしまうのです。その結果、シミやシワ、肌荒れといったさまざまな肌をめぐるリスクが上がるとされています。
また、女性の場合、ストレスによって男性ホルモンの分泌量が増えて皮脂量が増加し、ベタつきやニキビができやすくなる可能性があります。
ストレスで肌がピンチの時は「3つのR」で改善しよう!
「ストレスのせいで肌が荒れているかも……」と感じている人は、ぜひ「3つのR」を実践してみましょう!
3つのRとは「レスト(Rest)」、「レクリエーション(Recreation)」、「リラックス(Relax)」のことで、厚生労働省も推奨しているストレス対処法です。
毎日ぐっすり眠ってゆっくり休む「レスト(Rest)」
十分な休養、休息、睡眠をとることです。
睡眠時間をしっかりと確保することはもちろん、寝る前に生姜湯などの温かい飲み物を飲む、就寝の3時間前には夕食を済ませるといった「睡眠の質」も上げましょう。
仕事中や家事の合間に休みを挟むなど、少しの時間を有効活用するのも大切です。
好きなことは全力で楽しもう!「レクリエーション(Recreation)」
娯楽や趣味、旅行など、休日や仕事終わりにリフレッシュすることです。
レクリエーションに費やす時間は週に数時間でもOKです。軽いスポーツから音楽鑑賞、楽器演奏、ガーデニング、外食など、好きなことを行える時間を確保しましょう。
頑張る自分に安らぎを「リラックス(Relax)」
癒しの時間をつくることも、ストレス対策には欠かせません。
音楽を聴く、散歩する、入浴やアロマテラピー、家族や友人との気兼ねのない会話など、心と体が安らぐ空間で緊張をほぐしましょう。
※出典:厚生労働省「第4回 「ストレスの対処」ってどんなこと?」
ビタミンCはストレスと美容のどちらにも効果的
ストレスの解消法や溜めない方法はたくさんありますが、実はストレス解消に効果的な食べ物を摂取することも大切なポイントの1つです。
その重要な栄養素が「ビタミンC」です。ビタミンCには「副腎皮質ホルモン」というストレスを抑える働きのあるホルモンの合成を促す働きがあり、不足するとストレスを解消しにくくなることが分かっています。
■ビタミンCの働き(例)
・老化対策
・美肌、美白効果(シミの予防など)
・免疫力の向上
・ストレス軽減
・貧血予防
ビタミンCは抗酸化作用やメラニン色素生成の抑制、コラーゲンの生成、日焼け防止などのたくさんの美容効果が期待できる食べ物です。ストレスと美容のどちらにとっても重要な栄養素といえるでしょう。
※出典:公益財団法人長寿科学振興財団「ビタミンCの働きと1日の摂取量」
ビタミンCが豊富な食べ物
ビタミンCの一日の摂取量は、成人の女性で75mgとされています。
生のレモンは100gあたり100mg、ゆずは160mgとされており、果実と野菜はビタミンCを多く含んでいるので、意識してなるべく毎日、食べることをおすすめします。
■ビタミンCを含む食べ物(例)
・ザクロ
・柑橘類
・ピーマン
・ブロッコリー
・じゃがいも
・里芋
レンジやフライパンで加熱するとビタミンCを失ってしまいやすいため、なるべく生で食べることをおすすめします。
また、サプリメントや野菜ジュースなどでも摂取することが可能です。
※出典:文部科学省「01.一般成分表-無機質-ビタミン類」
生活習慣を見直してストレス予防・解消しましょう
“女性の大敵“ストレスの原因と対処法について紹介しました。
「ストレスは万病のもと」といわれるほど、健康な毎日を送るために正しく対処する必要があります。
ビタミンCは、ストレスはもちろん、肌荒れやシミといった肌トラブルの予防にもつながるので、不足気味の人はぜひ意識して摂取してみてはいかがでしょうか。