肌荒れの原因は花粉?体質?加齢? スキンケアは原因に合わせないと意味がない理由とは
「美しいお肌をいつまでもキープしたい!」とスキンケアを頑張っている女性はたくさんいらっしゃいますよね。
ただ、しっかりと対策しているつもりでも気付いたら肌が荒れてカサカサになったり、コンディションが悪くなったりしてしまうことは少なくないと思います。
女性の肌はとてもデリケートなので、季節や天気、体調、年齢など色々な原因で必要なお手入れが変わってしまいます。美肌を維持するためには、まずは肌荒れの状態と原因を突き止めることが大切です。
目次
毛穴の悪目立ちや触感悪化…。肌荒れのヤバい状態とは
「なんとなく肌が荒れてきたなぁ」と感じる最初の症状は「カサつき」ではないでしょうか。
・毛穴が開いて目立つ
・触感がカサカサとしている
・キメが荒い
このような状況になったら危険信号。なるべく早く、原因を見つけてスキンケアの方法やグッズの見直し、体質改善に取り組む必要があります。
さらにこの状態を放置していると、次のような症状を発症する可能性があります。
・ニキビや吹き出物
・乾燥状態がひどくなる(皮がパラパラと落ちる)
・湿疹や皮膚炎
・敏感肌になってしまう
症状が重くなると、皮膚科などに通院して治療が必要になることもあります。神経質になりすぎる必要はありませんが、肌に違和感を感じたら、放置するのではなくなるべく早めのケアを心がけましょう!
肌荒れの原因は「内面」と「外面」から考えよう
健康で美しい肌は「角質層」という表面にある「バリア機能」がしっかりと仕事をしています。ただ、角質層はさまざまな理由でバリア機能や潤いを保つ機能が弱まってしまうことも珍しくありません。
その原因を見つけるには、まず「内面」と「外面」から探ってみることがおすすめです。
ストレスや生理(月経)などの内面的な原因に要注意
体調の変化によって肌環境が変わり、肌が荒れ始めてしまうケースです。妊娠や生理など気付きやすい原因をはじめ、ストレスや食生活の乱れといったご自身では見つけにくいものもあるので、意識して見直してみる必要があるでしょう。
・栄養素の不足
・生理前、生理中、妊娠中など
・ホルモンバランスの乱れ
・運動不足
・ストレス
・加齢
定期的に肌が荒れるのであれば「女性特有のリズム」、
就職・転職など生活に大きな変化があった場合は「ストレス」、
などが原因として考えられます。
長期的なケアが必要になる可能性もありますし、複数の原因が重なっていることもあるのでより広い視点で原因を探してみましょう。
スキンケア必須!外面的な肌荒れの原因
外面的な肌荒れの原因としては、湿度や天候などの健康な肌を維持するために好ましくない環境が挙げられます。
・紫外線(日焼け)
・花粉(花粉アレルギー)
・乾燥
・季節の変わり目
・肌の擦りすぎ、熱湯での洗顔
紫外線対策として日傘や日焼け止めクリームを塗るなど、季節に合わせた肌荒れリスクを予防しておくことでトラブルの発生を抑えられます。
なんとなくのスキンケアはNG!チェックして欲しい2つのポイント
クレンジング、洗顔、保水・保湿などスキンケアにはさまざまな方法があります。
そのなかでも特に誰もが行っている「洗顔」とその後の「保水・保湿」のチェックすべきポイントを紹介します。
洗顔料の成分を見直す
洗顔料の成分はさまざまですが、大きく分けると弱アルカリ性、中性、弱酸性の3種類に分類できます。おすすめは「弱酸性」の洗顔料で、3つのうちで最も人の肌に近い状態とされています。刺激が穏やかなため、肌が敏感な人でもダメージを少なく洗顔しやすくなります。
また、防腐剤や香料などが入っていない無添加の洗顔料を使うことも検討してみましょう。添加物が入っている洗顔料よりも肌への負担が少なくなる傾向があります。
お肌に合わせた保水&保湿を行う
乾燥肌の人は、先ほど紹介した低刺激のスキンケア用品を使い、洗顔後はすぐに化粧水&乳液を優しく丁寧に肌に浸透させましょう。
普段から皮脂が多めな人も洗顔後には油分を肌に与えてあげる必要があります。つい避けてしまいがちですが、水分をしっかり確保しつつ適量の油分でケアしてください。
皮脂が多い「Tゾーン」と少なめの「Uゾーン」で、肌の質が異なる人はそれぞれの箇所で先ほど紹介したケアを分けて行うことをおすすめします。
食生活の改善が健康的なお肌づくりに必要不可欠!
肌荒れの「内面的な原因」において、特に注意しなければならないのが生活習慣です。生活習慣の乱れは他の原因の発生や悪影響の拡大につながるため、スキンケアしているのに肌荒れが治らない人は改善に取り組む必要があります。
・脂肪分の多い食べ物の食べ過ぎ
・間食が多い
・お酒やコーヒーをたくさん飲む
・香辛料などの刺激が大きい食べ物の食べ過ぎ
・偏食
生活習慣のなかでも、毎日の食生活は改善する必要があるでしょう。基本的に上記のような「余分なもの」を食べ過ぎないことと同時に、肌を「内側からケア」するのに必要な各成分を積極的に摂取しましょう。
成分名 | 含まれる食材(例) |
ビタミンA | レバー、うなぎ、緑黄色野菜 |
ビタミンB2 | 卵、アーモンド、レバー、ザクロ、クコの実 |
ビタミンB6 | かつお、にんにく、ピスタチオ |
ビタミンC | 赤ピーマン、ブロッコリー、レモン、ザクロ、クコの実 |
ビタミンE | ツナ缶、たらこ、アボカド |
鉄分 | しじみ、青のり、ひじき |
肌の外と内側の両方から健康を目指しましょう
肌荒れの原因と代表的な対処法について紹介しました。
お肌をめぐる環境は、体の外と内側で変化し続けています。正しいスキンケアと健康的な生活習慣を心がけることで多くの原因に対処できるので、まずは原因を探ってみてから適切に対処してみてはいかがでしょうか。